近場のスキー場に出かけるときに、バスツアーを利用するのはたいへん良い方法です。ゲレンデまで直通で、板と靴などの荷物とともに運んでもらえるからです。ただし、バス乗り場までは自分で行かなければなりません。これが案外難しいので、事前にしっかりと準備しておく必要があります。

まずは、集合場所への経路をきっちりと確認しておきましょう。集合時間が夜である場合は、特に入念に確認する必要があります。夜間ですから、周囲の建物もランドマークもあまりよく見えません。ビルの名称もいっそうわかりにくくなります。

スマートフォンでその場で確認しながら進むというのでは不十分な場合もあるため、事前にシミュレーションをしておくなどして、万全の状態にしておくことが望まれます。シーズン中には、似たようなスキーバスが何十台も集合場所周辺に散在している場合もあります。最初に見つけたスキーバスに近寄って行ったら、違うツアーバスだったということも往々にしてあるでしょう。大型バスがたくさん停まっている場合は、周囲の状況がいっそうわかりづらくなります。

集合場所近辺は、そうなっている可能性が高いです。数十台もの似たような観光バスが停まっている中から、目的のバスを探し出すのは至難の業です。どのような車体かということもわかりませんし、フロントガラスの表示も夜ですからまず見えません。ツアー会社に電話しても、同じように電話しているツアー参加者がいるかもしれず、常に電話が通じるとは限りません。